「Kyashで不正利用があったって本当?」
「Kyashで不正利用があった場合、補償はされる?」
Kyashは高い還元率を持つプリペイドカードです。このKyashですが、不正利用があったとの報告がありました。
今回は「「Kyashで起きた不正利用とその対処方法」について解説しています。
結論を言ってしまうと、
Kyashのカード情報が盗まれて使われる不正利用がありました。しかし、Kyash運営側に過失がない場合は被害額の補償がされない可能性が高いです。
そのため、使う方は個人でできる対策をしっかりと行いましょう!
それでは、詳細を解説していきます。
目次
Kyashで起きた不正利用について
Kyashについては、いくつか不正利用が確認されています。不正利用は2020年3月末頃に発生、Kyash運営側もWebに不正利用に関する注意喚起のメッセージを記載しました。
不正利用の内容
まずは不正利用の内容ですが、オンラインショッピングで身に覚えのない決済が発覚したことです。これは第3者が取得したカード情報を悪用した手口でした。要は、カード情報(カード番号や、セキュリティコード)を盗み取り、それをオンライン決済で利用するって感じですね。
Kyashを不正利用された方がその内容をまとめてくれていましたのでご紹介です。
kyashが不正利用されたのでその一部始終|ssdkfk|note
正直、誰にでも起こりうる、かなり怖いケースですね。
不正利用の原因
Kyash運営側の発表によると、確認されている原因としては、以下の3つです。
- 無作為に作成したカード情報を用いた不正決済(総当たり攻撃)
- フィッシングサイトなどでのカード情報の不正入手
- 特定加盟店からの情報流出
何らかの要因により、Kyashのカード情報が抜き取られ、それを悪用されてしまったというわけですね。
Kyashで不正利用が起きた際、補償される?
気になるのは、Kyashで不正利用が発覚した際、使われてしまったお金は補償されるのかということ。
結論から言うと、Kyash自体に過失がない場合は返金される可能性は低いです。
まずはKyashがWebで公開している文章や規約をみていきましょう。
不正使用が確認できた場合、すぐにKyashサポートまでご連絡ください。
内容を調査し、適宜対応いたします。
「適宜対応する」とはなっていますが、ぼんやりした言い方で具体性はありません。
第13条 非保証及び免責
- 弊社は、本サービスの安定的な提供に努めますが、本サービスの内容・品質・水準、本サービスの安定的な提供、本サービスの利用に伴う結果等については、一切保証しません。
- 本サービス提供において、ユーザーが行った不正確、不適切、不明瞭な内容、表現、行為等により、ユーザー及び第三者に対して損害が生じた場合、故意・過失の有無にかかわらず、弊社は、当該損害について一切責任を負わないものとします。
- 弊社は、ユーザー等に対して、適宜ユーザー等の便宜となる情報提供やご案内を行うことがありますが、その義務を負うものではありません。また、その情報提供やご案内の正確性や有用性を保証しません。
- 本サービスに関連するコンテンツの中に、コンピュータウィルス等有害なものが含まれていないことに関しまして、一切保証しません。本サービスに関連するコンテンツの中に、コンピュータウィルス等有害なものが含まれていたことにより生じた損害について、弊社は、弊社の故意又は重過失に起因する場合を除き、ユーザー及び第三者に対して弊社は一切責任を負わないものとします。
- ユーザーが利用した機器・通信回線・ソフトウェア等によりユーザー又は第三者に生じた損害に関しまして、弊社は、弊社の故意又は重過失に起因する場合を除き一切責任を負わないものとします。
- 本サービスへのアクセス不能、ユーザーのコンピュータにおける障害、エラー、バグの発生等、及び、本サービスに関連するコンピュータ、システム、通信回線等の障害に関しまして、弊社は、弊社の故意又は重過失に起因する場合を除き一切責任を負わないものとします。
- ユーザーが書き込んだ他のウェブサイト等へのURLにより、そのリンク先で生じた損害に関して、弊社は、弊社の故意又は重過失に起因する場合を除き一切責任を負わないものとします。
規約では、「Kyashの運営側に過失がない限り、責任は負わない」という内容がありました。
この両者の観点からすると、不正利用が発覚した際、Kyash側で保証してくれる可能性は低そうです。そのため自分の身は自分で守るしかありません。
不正利用が起こる前にやっておくべき事
不正利用が起こった後では遅いです。まずやるべきことは不正利用が起こらないように対策をしておくこと。
必ずやっておきたい対策
以下の内容は必ず設定しておきましょう。全てKyasyアプリ上でできる対策です。
- 利用時以外はオンライン決済をOFFに
- PUSH通知をONに
- 決済履歴を定期的に確認する
利用時以外はオンライン決済をOFFに
Kyashを利用する時以外は、オンライン決済ができないように設定をOFFにしておきましょう。この設定をしておくことで、設定をONにしない限りオンライン決済を行うことができなくなります。
①Kyashアプリトップ画面から「カード設定」をタップ
②「オンライン決済」をOFFにします。
PUSH通知をONに
次にPUSH通知をONにするのもオススメです。これは、Kyashが利用された際、スマホの画面に通知で表示される機能。自分が利用していないのに通知がきた場合は危険信号だと認識することができます。
①Kyashアプリトップ画面にある「アカウント」をタップ
②「通知設定」をタップ
③スマホ側の通知設定をONにすればOKです。
決済履歴を定期的に確認する
PUSH通知をONにした場合でも、見逃してしまう可能性があるため、定期的に履歴を確認しておくこともオススメです。履歴には全ての取引が記載されているため、身に覚えのないものがあれば、注視して欲しいです。
Kyashアプリトップ画面の「履歴」をタップすることで確認ができますよ。
できればやりたい対策
できればやりたい対策としては、使えない場合や利便性が悪くなるため個々人の判断で行なってください。
- Kyash残高を必要最低限に設定しておく
- 自動チャージに設定しておく
Kyash残高を必要最低限に設定しておく
Kyashを不正利用されている場合、カード情報が盗まれていることをお伝えしました。Kyashの場合はプリペイドカードとなっているため、チャージされている残高以上の金額は使うことができません。
これを利用すると、「必要最低金額」をKyash残高に入れておくことで、不正利用が起こった場合でも被害を最小限に抑えることができます。
ただし、利便性が損なう可能性もあるため、使いづらくなることは間違いありません。
自動チャージに設定しておく
クレジットカードを使っている方であれば、自動チャージを設定することができます。この機能を利用すれば、Kyashの残高0円の状態で買い物をすることが可能になります。
この方法であれば、クレジットカード会社側に不正利用を訴えることで金額を補償してもらえる可能性があります。
最初に紹介した、不正利用の被害にあった方もこの方法で補償をしてもらっています。→kyashが不正利用されたのでその一部始終|ssdkfk|note
ただし、実際に盗まれたカード情報はKyash側のため、補償対象になるかはクレジットカード会社の判断になるはずです。そのため100%の補償はないことは理解しておかないといけませんね。
自動チャージに関しては「【Kyash】自動チャージに金額設定がない理由」で解説しています。
不正利用が発覚した後にやっておくべき事
では最後に「不正利用が発覚した後にやっておくべきこと」もお伝えしておきます。
- Kyashアプリでカードロックを実施
- Kyash運営側へ問い合わせ
- クレジットカードを利用している場合は、カード会社へ問い合わせ
アプリでカードロックを実施
アプリ上でカードロックを実施します。カードロックをすることで、Kyashを利用できない状態にできます。
①Kyashアプリトップ画面にある「カードロック」をタップ
②Kyashがロックされ、利用できなくなります。
Kyash運営側へ問い合わせ
次にすることは、Kyash運営側に問い合わせをすること。
Kyashでは電話受付をしていないため、Web上からの問い合わせになります。そのため、即時性という面では割と遅くなることは間違いありません。
個人的には、緊急時は電話などの対応を受け付けてもらいたいですが。。。
クレジットカードを利用している場合は、カード会社へ問い合わせ
クレジットカードをチャージに利用している方は、カード会社へ連絡することもお忘れなく。
とは言っても、事前にチャージしておいたKyash残高を不正利用された場合は恐らくダメです。自動チャージなどで、Kyash残高が0円のまま支払いが行われた場合であればカード会社での対応を受けつけてくれる可能性はあります。
まとめ
今回は「Kyashで起きた不正利用とその対処方法」について解説しました。
ポイントは以下となっています。
◆2020年3月末頃、カード情報を盗まれたKyashでオンライン決済がされた
◆Kyash運営側に過失がない場合は、補償される可能性は低い
◆自分の身は自分で守るしかないため、事前に対策を対策をしておく
◆クレジットカードを使って自動チャージを設定している場合は、カード会社から補償される場合がある
決済サービスの怖いところは、このような不正利用が発生するかもしれないところですよね。サービス提供側を信用しすぎていると痛い目をみるのは確実なので、最低限自分の身を守れることはしておきましょう。